思い出の本、ですか。


あるね。
もうね、かなりある！
もう、いたたまれないぐらいたくさんある！



ズバリ、「エロ本」。
もちょっとソフトに言うならば、


「ポルノグラフィティ」？



あれは忘れもしない。
小５。日曜日の夕方。
数日前にちょっとワルな年上の友達から「放課後クラブ」というエロ本を貰った。何を隠そう、エロ本を所持したのはこれが人生初だった。
人生初はセレナ発、である。
そういう意味ではこの日は俺の「エロ歴史」、略して「エロ史」に残る歴史的な１日なのは間違いない。


でまぁ、エロ本を手に入れたわけなんですけど、とりあえず男の子にとって

「親にエロ本見つかる」＝「死」

じゃないですか。
遊びに行ってて帰ってきたら母親から

「部屋、掃除しといたわよ。」

とか言われた日にゃ、全身から血の気が引いていくものなのである。
この気持ち、男性には理解って頂けると思う。


だから、人生初、セレナ発（←くどい）のエロ本を手に入れた俺は、遊びに行く時、リュックに忍ばせて持っていくようになりました。



それが悲劇の始まりとも知らずに…


（次回へ続く）